「水辺農園のお米」について


「水辺農園のお米」は、長野県大町市木崎湖の湖畔で育った、無農薬、無化学肥料、天日干しのお米です。もみで保管し、注文を受けてからもみ摺り、精米して発送いたします。


無農薬栽培

農薬は、育苗中も含め、一切使用しておりません。
塩水選、温湯処理を厳密にすることで、病気を予防しています。
過密にならないような栽植密度で植えて、風通しをよくしています。
湖畔の田んぼなので、風がよく吹き抜けます。
風が吹き抜けることで、稲は強く、健康に育っていきます。

農薬を使わないと、田んぼの中には、様々な生き物が育っていきます。
田んぼの中をよく目を凝らして見ると、数えきれない無数の、様々な小さな生き物がうごめいています。
トンボが羽化し、カエルが飛び跳ね、ツバメが飛び交い、初夏には蛍が、秋には赤トンボが舞っています。

もちろん、除草剤を使わないので、草が生えてきます。
放っておくと、稲の収量がかなり減ってしまうので、5月下旬に田植えをしてから7月中旬までは、毎日草取りをします。大変な作業ですが、楽しい作業でもあります。

無化学肥料栽培

育苗の時に有機育苗培土を使っております。
田んぼには、秋あるいは春に、米ぬかを少し撒いています。
肥料というよりも、田んぼにいる微生物に頑張ってもらうために撒いています。
それ以外には、脱穀が終わったワラを田んぼに散らかすだけです。
元々、用水や環境中から、養分は天然供給されるので、あまり肥料を使わなくとも稲は育ちます。

肥料を抑えた栽培は、当然収量も減りますが、稲自らの力で、健康に育ちます。結果として、張りのあるおいしいお米になります。
収量は、草取りをしっかりすることで確保しています。

化学肥料は一切使っておりません。
化学肥料は、直接稲に吸収されます。有機栽培だと、一度微生物が有機物を分解してから稲に吸収されます。
田んぼの土は、稲にとっての、腸内環境のようなものです。
様々な微生物が豊富にいて、調和がとれている。そんな土づくりを目指しています。


天日干し

秋にはバインダーで刈り取り、ハゼかけに掛けて、天日干しします。
二、三週間天日干しでゆっくり乾燥させます。

こうすることにより、茎に蓄えていた養分もモミに移動し、追熟され、完熟します。太陽の光を最後に浴びることで、お米は充実し、香りがよくなります。

田んぼにハゼかけが並び、それが太陽の光を浴びている風景を眺めることは、春からの田んぼ仕事が報われる時間です。
田んぼは稲を育てる場所なのですが、同時に風景も作っているという喜びがあります。


もみで保管

天日干しした稲は、脱穀し、モミで保管します。
モミ摺りをすると玄米になるのですが、お米もまた生鮮食品と同じく、玄米にあるヌカの層は時間とともに酸化し食味が落ちてしまいます。
そのため、モミで保管し、注文をいただいてから、もみ摺り、精米をして発送します。

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